Background
01背景と課題

時代の変化に埋もれた魅力

市場の多様化とオンライン化が進む中で、製品の魅力が適切に伝わらないという課題に直面していました。「良いものをつくっている」だけでは伝わらない時代。特に職人技や素材のこだわりが、WEBサイトやSNSなどの場で十分に伝わっておらず、ブランド想起率やユーザーの興味喚起に課題が生まれていました。ブランドの世界観が認知されにくく、特に新規層への印象付けが弱いという声も。そこで私たちは、ブランドの再定義と発信方法の見直しからプロジェクトをスタートさせました。

Discovery
02本質抽出

“変わらない”を研ぐ

最初に着手したのは、ブランドの本質を見つめ直すこと。社内ヒアリングや競合分析を通じて、「トレドにしかない価値とは何か?」をあらためて言語化しました。そこから浮かび上がった、 「時代に流されず、丁寧に、自分らしく持てるバッグ」という価値観を核に、ブランドサイトとカタログを通して“タイムレスな品格”を訴求する方針が固まりました。変わらない価値を、変わりゆく時代の中でどう届けるか。そのための準備が、ここで整いました。

Solution
03施策設計

世界観を宿す場所

ブランドの核を整理した上で、私たちは「WEBサイト」と「カタログ」、2つのタッチポイントで課題を解決する施策を設計しました。WEBでは写真の質感や構成にこだわり、製品の世界観を体験として届けられる構成に。カタログは、商品ごとの魅力をディテールカットで丁寧に見せる構成に。キャプションは短く抑えつつ、バッグの特徴や世界観を補足する役割を担わせました。どちらも単なる情報提供ではなく、ブランドの価値や世界観を宿す場所としての役割を担わせています。

Execution
04制作実行

世界観を体験に変換

WEB・カタログともに、視覚・言葉・構成すべてのディテールにこだわりました。WEBでは製品写真の余白設計やモーション表現により、静的な画面に“質感”を持たせる工夫を。特にカタログでは、バッグのフォルムや質感がしっかり伝わるよう、ライティングや構図を何度も検証しながら撮影を行いました。ブランドロゴやフォント選びも、michiamoの繊細で上質な世界観に調和するよう、細部まで丁寧にディレクションしました。

Impact / Next
05成果と展望

伝わる設計でブランドを導く

ブランドサイト公開後はSNSや検索からの流入が増加し、製品ページの閲覧数・滞在時間も大きく向上。カタログは店舗や展示会での説明ツールとして機能し、「写真だけでも魅力が伝わる」と取引先からも好評を得ました。今後は動画やSNSを活用したブランド体験の拡張を視野に、オンライン・オフラインのさらなる連携強化を予定しています。

トレドが大切にしてきた価値は、職人の手と上質なレザーから生み出されるバッグそのものに宿っていました。その魅力を、過不足なく、的確に届けるための設計を行ったことで、ブランドは新たな広がりを見せています。
情報や手段が溢れる時代だからこそ、何をどう伝えるかが、ブランドの未来を左右する。
私たちはこれからも、価値の本質を見極め、適切な表現で社会とつなぐ“伝わる設計”を支えていきます。